ナマケモノ理論
先日、フリーランスのプログラマーと会話していて「ほんま大事やね」と話題になったのが、
ナマケモノ理論
である。
私たちが最初に言い出した言葉でもないのだが、ようするにナマケモノ理論とは、「いかに楽をしようとするか」だ。
この考え方は、仕事をするにおいて非常に大切で、これができるとできないのとでは残業時間が1万時間くらい違うのではないかと思っている(時間は適当に言っただけだ。計算してツッコミをいれないでくれよな!)。
こんなことを言うと「楽をしようとするなんて!ムキー!」と噛み付いてくる人がいるかもしれないが、仕事ができる人は紛れもなくこの「ナマケモノ理論」の考えを持っている。
プログラマーなんて、その代表といってもいいくらいの職業だろう(別に侮辱しているのではない)。
彼らの仕事は簡単にいうと、いかに面倒な作業を自動化するか、に特化したものだ。
実際、私がナマケモノ理論について語ったフリーランスプログラマーと一緒に仕事をしたことがあるが、徹底して、楽をしようとしていた。
実装して欲しい機能のヒアリングシートは使い回しは当たり前、IMEで「おせ」を入力すれば「お世話になります」が自動で出力されるのも当たり前。メールではなくチャットを使うのも当たり前。
そう、とにかく楽をして最大の効果をあげようとするのがナマケモノ理論なのである。
私は、これはプログラマーに限らず、すべての人類が身につけるべき教養だとすら思っている。特に生真面目で生産性の低い日本人には、小学校から義務教育化して欲しい。
そうすれば、いかに頭を使って効率化するか、を考える癖がつく。残業時間も圧倒的に減るのではないだろうか。
どうにかして、日本人にナマケモノ理論を浸透させることはできないものか。